【食レポ】オクローシカを作ってみた、感想&レシピ【料理】
先日、ロシアのどぶろく「クワス」を作ってみたという記事を書いたかと思いますが、そこからの派生で、その「クワス」を使った「オクローシカ」という、ロシアの夏のスープが作れることがわかり、早速作ってみることにしました!!
オクローシカとは?
オクローシカはロシアの夏のスープ。
クワスを刻んだ野菜にぶっかけるだけという、サラダ感覚のスープ。
なんというか、オクローシカというスープ云々以前に、「あ、ロシアも夏は冷たいもの食べたくなるくらい、暑い日がくるんだ」という、地理的知識を得た気がしますが、そんなオクローシカのレシピはこちら。
※冷製スープですが、お腹の弱い私は自分が作ったクワスが信じられないので、熱を通しています※
オクローシカの作り方
材料
クワス
卵
ジャガイモ
ネギ
トマト
キュウリ
ハム
にんにく
しょうが
塩胡椒
(あれば)サワークリーム
※基本的にある野菜で作るのがオクローシカ。
オクラがあれば、オクラを、ナスがあればナスを入れてOK。
欠かせないのが、ジャガイモと卵とキュウリとハムな感じです。※
作り方
①卵とジャガイモを茹でます。
卵は固ゆでに、ジャガイモもよく茹でましょう。
そして、茹で上がった茹で玉子とジャガイモを細かく刻みます。
※ジャガイモはちゃんと皮を剥くこと※
②トマト・キュウリも細かく刻みます。
因みに、オクローシカとはロシア語で「細かく刻む」という意味だそうです。
そして、刻んだ野菜に軽く塩を振っておきます。
③ニンニクと生姜を擦っておきましょう。
※チューブのものを使ってもOK※
④お鍋に刻んだハムとネギを投下。
⑤ハムとネギが入ったお鍋に「クワス」を流し込み、すりおろしたニンニクとしょうがを入れ、火にかけます。
⑥火が通ったら塩胡椒で味付け。
冷めるまで待ちましょう。
⑦熱が取れたら、先ほど刻んでおいた野菜たちの上にかけ、茹で玉子とジャガイモも混ぜて完成!!
あれば、そこにサワークリームを乗せて美味しく食べましょう。
感想
前回の記事で「醤油とコーラを足して水で割った薄い飲み物」と称したクワス。
今回夏野菜の冷製スープとなりましたが、飲んでみたところ……。
美味い
あまた多くの失敗レシピを重ねてきた私ですが、このほんのりと甘くてしょっぱくて、ちょっと酸味を感じるこの味は、本当に夏野菜と合う。
私はお腹を気にして一度クワスに火を通しましたが、本場では「バーって刻んで、ガーって混ぜて、ゴッポゴッポクワスをぶっかけて食う」という、まさに忙しい肝っ玉母ちゃんの夏スープなので、手軽で美味しくて、どの世界でも母ちゃんというのは優れた食べ物を生み出す天才なのだと思う。
クワスがない場合、甘さ控え目のコーラとリンゴ酢。あと、炭酸が欲しい場合は炭酸を少し入れると、なおクワスの味に近くなって美味しく頂けるかと。
コーラと夏野菜なんて……って思うかもしれませんが、キューリ食った後にコーラ飲んだら胃の中でオクローシカができるのだから、気になったらやってみればいいと思う。
ただし、この場合コーラとリンゴ酢はうんと薄めで(苦笑)
大成功のオクローシカ。
実は、クワスも失敗したかと思っていたら、一週間放置で見事アルコール発酵ができており、あの醤油とコーラ感が「コーラとほんのりレモン」の味に変化しており、非常に美味になったので、また、作るかもしれません。
注意①:オクローシカ。熱を通さないとクワスが微アルコール飲料なため、アルコールを帯びています。冷製オクローシカを飲んだ後は運転はしないようにしましょう。
注意②:現在、残念ながらインスタント・ドライのクワスの素が売り切れ中です。
気になる方は、ロシア料理の本で作り方を調べてみたりしてください。
- 作者: 荻野恭子,沼野恭子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/07/06
- メディア: 大型本
- 購入: 3人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 作者: シベリカ子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2016/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る