【お仕事の話】チラシ配りのバイトをした時の話
地味に人気な「色んなお仕事の話」シリーズ。
今回は高校の夏休みにやった単発バイト「チラシ配り」について語ります。
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チラシ配りのバイトとは?
駅前とか繁華街とかでティッシュ配ったりしている人を見たことがあるかと思いますが、ソレです。
チラシだったり、ティッシュだったり、飴付きのチラシだったりしますが、詰まるところ企業の宣伝広告を配り歩くソレです。
私がやったのは「英会話教室」の秋の受講セールのチラシ配りです。
phot by 足成
探し方
大抵求人広告……ネットでも、チラシとかフリーペーパーとかでも載ってます。
今だと、「サンプリングバイト」とかで派遣会社に登録してからでないとだめかもしれませんが、当時は普通にチラシを配って欲しい会社とか教室が募集してました。
内容
仕事内容は簡単。
朝の通勤時間帯に駅前に立って、チラシを配る。
配るチラシの内容によっては時間帯が変わり、塾や予備校のチラシ配りは学校の下校時間だったり、メガネとか美容院のチラシはお昼のお買い物客狙いだったりと。
私の場合は英会話教室だったため、朝6時半頃教室のドアの前に置かれたチラシの束を取り、駅前に。
そこからすぐにチラシを配り、8時半頃のひと気なくなってきたあたりで引き上げるだけという、簡単作業でした。
ただし、「配ってました」と嘘がつけるこの仕事、今時は経営者が巡回に来たり、証拠の写メを撮って事務所に送ったりとあるので、お仕事は真面目にこなしましょう。
phot by 足成
お給料
昔の記憶なので曖昧ですが2時間で1500円~1800円くらいだったと思います。
時給にすると800円前後くらい。内容にしてはまぁまぁな金額。
ただし、派遣会社からのバイトだと、ちょっと割安になる可能性もあり。
チラシ配りのコツ
このバイトで唯一心が折れるのは「受け取ってもらえないどころか、嫌な顔をされる」という点。
もっとも、朝から行きたくもない会社へ向かうために、満員電車に乗るのかと陰鬱な気分で早歩きしている人間に、「うちで英会話勉強しない?」と無理矢理チラシ渡されれば、私でもピンヒールで相手を踏みつけたくなるというもの。
配っているのが、飴やティッシュだと比較的向こうから貰ってきてもらえるのだが、チラシだと「昨日ももらったよ」なんて言われて、2度と受け取ってもらえなくなるので、メンタルがトイレットペーパー並に弱い私には堪える。
というわけでチラシを配るときのコツなのだが。
1「笑顔で、挨拶しつつ押しつける」
2「渡す方側の手が空いていることを確認する」
この2点は基本的に大切。
そりゃ、タダでさえ機嫌が悪いものなのに、相手が仏頂面でチラシを押しつけてきたらムカつくであろう。
許されるのは傘を持ったカンタだけだ。
phot by 超訳コネクト 海外の人たちは「となりのトトロ」をどう観たか? 【海外の反応】
そして、「渡す方側の手が空いていることを確認する」こと。
これは、根本的に受け取る側の手が空いてないと、「受け取れない」ということだ。
ポケットに手を突っ込んでいたり、荷物を持っていたりすると、渡されても「ああああ……」と通り過ぎてしまう。
他人が、いらない物を受け取るためにわざわざ立ち止まって、手を差し伸べてくれるとは思ってはいけない。
というわけで、受け取り率をあげるには「笑顔で」「相手の手元をよく見る」ということをおすすめする。
感想
私はこのバイトを1週間ほど、やったのだが、受け取った金額は大体1万円ほど。
もっとも、朝の2時間だけなので、本当にお小遣い狙いの学生バイト向けだろう。
今ではもう「朝起きるのが辛い」「根本的に他人に愛想が振りまけない」という人間的問題を抱えているので、二度とやることはないが、学生のうちなら1回試して見るのもありかと思う。
チラシだけだったので結構苦労したが、クッキーなどのサンプリングや、飴だったりすると、制服も可愛かったり、向こうからもらいに来てくれたり、「ありがとう」なんて言われ、あっという間に物が捌けたりするので結構良い仕事だろう。
そして、ビラ配りを考えている企業がいたら言っておきたい。
「今時チラシだけを受け取ってくれる人間がいると思うなよ」