【大人のAHDHシリーズ】思考の混濁には心理コーチング編
AHDHの特徴として「興味があることにすぐに飛びついてしまい、風呂敷を広げすぎて手に負えなくなる」「思考があっちこっちに飛びすぎて何をしていいかわからなくなる」という、欠点……といえるかどうかわからないが、そんな問題が存在する。
今日はそんな問題の対処法として「心理コーチング」を受けてみたことを書いてみようと思う。
心理コーチングとは?
コーチングとは、「訓練を受けた専門家(コーチ)が、クライアントの『目標達成』、『問題解決』、『スキルの向上』を目的として、主に対話により行う支援」です。
引用:
コーチング心理学とは、科学に基づくコーチングの実践と研究の促進を目的とした心理学の応用分野です。 - コーチング・サイコロジー・ラボ
心理コーチングとは、引用でもあるように「目標達成」等をメインとした心理学的なもの。
私の説明が雑で申し訳ないのだが、「手広く広げすぎてスケジュールがまとまらないのをどうにかしたい」とか「将来的に自営業になりたいのだが、どうして良いかわからなくなる」「○年後に卓球でここまで強くなりたいのだが、誘惑が多くて」など、「目標」とすることが自分でわかっていて、それに対する具体的な行動がわからない場合に、「自分で導き出させてくれる」メンタルコーチングだと思ってもらえればと。
ええ、本当にざっくりとした説明なので、メンタルコーチングの協会の人とかに怒られたら、文面変えますが。
アメリカなど、メンタル面でのケアを重視する国ではオリンピック選手にもコーチとは別に、こうした心理コーチングが出来る専門家が付くらしく、人間の本能を「根性」や「意思の低さ」なんかで片づけず、行動によってどうするか導く方法として、数年前から注目されています。
カウンセリングとの違い
私の中で、カウンセリングは過去のトラウマや溜に溜めた鬱憤によって鬱になってしまったり、ペットロスなどの悲しみを癒やしたり、アダルトチルドレンへの対処をしていくところだと思っています。
そして、心理コーチングはどちらかというと、やっぱり目標達成や問題を解決するための行動指南コーチだと思います。
なので、失恋して10キロ痩せて、それでも悲しくて悲しくて……という場合はカウンセリングのドアを叩くか、心療内科の予約を取った方がいいと思うし、「家が片づけられないけど、綺麗にしたい」「今年この目標を達成したいけど、どうスケジュールしたらいいかわからない」等の、ちょっとガツガツした感じ(言い方悪いが)の問題には、心理コーチングを選べばいいと思う。
ただし、カウンセリングの中でも、「行動認知療法」というものがあって、「パニック障害で電車に乗れない」「嫌なことがあると一週間は眠れなくなる」といった問題に関しては、そっちの方が向いていると思うので、自分の相談がどっちが良いかわからなくなったときは、とりあえず相談してみるといいと思う。
私の場合
さて、私が心理コーチングを受けた理由は、「手広く色々やり過ぎて、自分でスケジュール調整ができなくなったから」ということ。
興味の対象がコロコロ代わり、一つのことに集中し続けるのが難しいため、小説を書いたりゲームを作ったり、イラストを描いたり、ブログを書いたりしてたら、もうなんつうの?
両手いっぱいにお菓子を持って、目の前の瓶の蓋が開けられないと泣く子供みたいになっちゃったわけよ。
かといって、一つに集中する=いままでやっていたことを放棄するみたいになるので嫌だ。
そんな私が上手い具合にスケジュールを組めるよう、たまたまココナラで見つけた心理コーチングの方に、コーチングをお願いしてみたのだ。
効果の程
基本的に、カウンセリングとかと違い、全部質問形式で受け答えされる心理コーチング。
私の場合はADHDであることを伝えた上で、スケジュール調整が上手くできなくなること、目先の面白そうなことに飛びついてしまうことを伝えて、やりたいこと、やっていることをリストアップして伝えると……。
千夜さんのやりたいことを全て100%こなすのは人生の時間を考えると難しいかと思います。
「やりたいことを厳選して、全てを100%完璧にこなす」のと「80%くらいの達成率にして、やりたいことを全てやっていくのとどちらがよいですか?」
「まぁこれだけできればいいかな」と満足できそうな程度を10点満点の10点として、現段階で、それぞれに点数をつけるとすれば、何点になりそうですか?
などと、自分で気付きを与えてくれる質問を投げかけてくれる。
もちろん、誘導されそうで嫌という方も居るかもしれないが、基本的に自分で考えることになるので、言われてみて「ああ、自分が完璧主義でいたんだ……」とか「ああ、無駄にスマホ弄ってる時間使えば出来るじゃん」とか色々気がつく。
なにより自分の思考パターンがわかったため、今後のスケジュール管理のやり方がわかりかつて無い爽快感を得ることが出来た。
そう、私は基本的に1つのことしか集中出来ず、その集中期間は1週間が限界。
つまり、執筆⇒ブログ執筆⇒学習を1週間ずつのローテンションでやっていけば良いことがわかった。
もちろん人それぞれなので、「2週間も空けたら覚えた英単語忘れちゃうYO」という場合は3日おきでも良いだろうし、その辺は自分次第。
私の場合は過集中を上手く使えれば1週間は集中出来るので、まとめてやっていく方が性に合っているのだ。
この辺のやり方については、今度書く「スケジュール管理編」で述べようと思う。