あっちこっち飛び猫

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ジクアス点眼薬の謎の副作用

毎度、本間朋晃的似の眼科の院長に怒られる、ドライアイ100%の千夜です。

tobineko.officekawachiyo.com

が、怒られたところでどうしようもないドライアイ 今回はそんなドライアイに使うお薬「ジクアス」の副作用について。

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「涙点プラグ」という、涙腺排出穴にプラグを差し込んで涙をためるというちょっとした手術もあるのだが、どうやら本間朋晃的眼科の院長的にはおすすめではないらしい。

なぜかと言うと、プラグを差し込むことによって涙はたまるが、同時に老廃物もたまるため。
そして、若い内にやると涙腺自体が退化し、もうどうすることもできなくなるかららしい。

ドライアイで失明寸前だったり、自分が60も過ぎて、自分自身が退化しはじめているという場合でもない限りおすすめではない手段と言われた。

 

うん、医者の言う、おすすめじゃないことはするもんではない。

 

というわけで、対処療法として、クーラーの季節や冬の乾燥する日の目薬に「ヒアレイン」と「ジクアス」という2つの点眼薬をもらっている。

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ヒアレインは、ドライアイの王道のお薬で知っている人も多いだろう。

もう一つの「ジクアス」は涙の元となる「ルチン」を含んだ点眼薬で、ヒアレインとセットで出されることの多い、これまたドライアイの王道のお薬だそうだ。

ただ、ヒアレインより強い。 ただ潤いを与えるだけじゃない感がある。なんというか、「強制的に涙を作っている」的な。

 

作用が強ければ、副作用が強いのも当たり前で、このジクアスも副作用的なモノがある。 今まで目薬で副作用的なものが出たことのなかった私には、驚きの副作用だったのだが、このジクアス、使うと「目やに」がでる。

それも普通の「目やに」ではない。

なんというか、透明な、片栗粉のような、のびーる目やになのである。

 

正確には目やにではなく、ムチンが目の中で余って出てきたものなのだが、初めは衝撃的であった。

だって、目から片栗粉溶かしたようなものがビローーーンって出てくるんだぞ?

 

だがまぁ、ものがわかれば怖くない。 蕁麻疹が出るわけでも、気持ち悪くなるわけでもないのだ。いっそ、副作用の内にも入らないものだ。

しかし……。

 

ここで、これによる謎の副作用が生じてしまった。

 

このジクアスを付けたあとに出てくるのびーる目やに。これをつまんで取るのが、ちょっと快感になってきたのだ。

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図で例えるとこんな感じ。

 

 

ジクアスを付けて数分後、目の中がゴロゴロしてくるので、何度か瞬きをする。 すると、目の中でムチンの塊が下のほうに固まってくるので、それをそっと指先でぬぐうと、「ツツーーーーーッ」と、細く長い目やにが出てくるのである。

その時の感覚と言ったら、「目の中に入った糸(猫の毛でもよし)を上手くつかみ、それを引っ張ったときに、目の中を一周してからきれいにぬけていく感じ」と言えばわかってもらえるだろうか。

毛抜きでむだ毛を一本一本抜くのが好きなタイプの人間にはたまらない、「出た」感が味わえ、非常に快感なのである。

もういっそ、これを味わうために再びこの目薬を使ってもいいと思えるほど、中毒性が高い。

 

だが、用法用量を守ってこその医療薬。

 

というわけで私は副作用に新たな快感を見つけるという謎の副作用を見つけつつ、今日もドライアイと闘っていくのだった。

 

こうなる前に早めにケアを……