お菓子の家を作ってみた:無印キットでも難しい!!
ヘンデルとグレーテルはお菓子の家を見つけました。
壁はさくさくのクッキー、屋根はとろけるようなチョコレートです。
そんなん、夢過ぎるだろ
というわけで、子どものころの夢を叶えてみようと、子どもが終わって20年近く経つ大人がお菓子の家を作ることにした。
2015年というは便利なモノで、ヘンデルとグレーテルが森をさ迷っている時代にはなかったであろう「お菓子の家キット」が無印で売られている。
それを購入した私は、来客が来る日を見計らってお菓子の家作りをはじめた。
キットの中には頑丈そうなクッキーの壁と屋根。それを付けるためのアイシングの粉砂糖、そしてサンタさんが鎮座していた。
さて、作り方は簡単。
アイシング用の粉砂糖をボウルに出し、水で溶かす。
どうやらこれは壁や屋根を付けるのりの役目を果たすようだ。
付属の絞りにいれて、できるだけ小さく口を切る。
そして、アイシングを壁となるクッキーに流し、互いを付ければクッキーが壁に早変わり!!
だがここで問題が生じる。
思っていたよりもアイシングの粘着力が弱く、油断すると壁が倒れていってしまうのだ。
これじゃ、ブーもフーもあったものではない。※三匹の子豚
やむなく、ある程度乾くまで手で押さえ、そのまま冷蔵庫に入れることを繰り返す。
屋根を付けては冷蔵庫、壁を付けては冷蔵庫。
いい加減フルフルも狩り終わるころ、ようやく家の全体像が見えてきた。
できあがった家に今度は余ったアイシングをかけ、いよいよ楽しい飾り付けタイム……。
のはずだったのだが、やはりアイシングが緩すぎて雪代わりの砂糖がぼたぼたたれて流れていく。
止まらない砂糖水。もはや別の何かに見えてきた。
雪解け水と化したアイシングは屋根の上に残ることを拒み、皿の上、アルフォートの上にと落ちていく。
それどころか、サンタの頭にまで刺さって乾いていく始末。
おいおい、クリスマスサンタ脳天殺害事件かよ。
結局、どろどろになったアイシングを再び冷蔵庫で固め、来訪したお客さんと二人、気まずい笑いを浮かべ合ったのだった。
教訓
夢はでっかく、アイシングは固く!!
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