あっちこっち飛び猫

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茶毒蛾にやられた時の状態と対処法

 

去年の古いブログの蒸し返しの内容ですが、茶毒蛾の話を一つ。

 

あれは6月くらいだったかな。

いつも通りに洗濯物を取り込んでいたんですよ。

そしたら洗濯物に小さくて茶色……いや、黄色い蛾が付いてきちゃったんですよ。

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道路沿いとはいえ、すぐ近くにゴルフ場もある我が家では、洗濯物にセミやらハチやらがくっついていることなんてざらで、その時も「ああ蛾が侵入してきちゃったよ」くらいにしか思っていなかったのですが、ちょうど旦那もいたことだし、虫嫌いの私は旦那に命じてその黄色い蛾をティッシュでつまんで外に捨てさせたわけですよ。

 

その1時間後。

ふと、首筋に痛痒い感触を覚え、そこを無意識にボリボリと掻いたんですよ。

それが、だんだん痒さを増していく。

痒いだけじゃない、痛痒くて、しかも赤いツブツブまで出る始末。

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「蕁麻疹……?」なんて思ったが、28の時に生牡蠣に大ヒットし、息が止まる寸前のアナフィラキシーをやって以来、5年以上も蕁麻疹と共生生活をしている私は、こいつが蕁麻疹の腫れじゃないことをいち早く悟る。

なにより、隣の部屋から「わ……なにこれ!? 蕁麻疹!?!?」と叫ぶ旦那の声もする。

うん、絶対に蕁麻疹じゃない。

二人そろって出ることなんてまずない。

 

旦那は左腕周辺が赤くブツブツになっており、私は首筋に何かの悪影響が生じている。

思いつくのは先ほどの……蛾。

そう言えば、薔薇を育てている叔母が、茶毒蛾にやられて…………という話をしていたことを思い出し、Wikipedia博士に「茶毒蛾」について聞いてみた。

 

 

 

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チャドクガ - Wikipedia

ドンピシャだった。

 

 

この、黄色い小さな悪魔。

危険を察知してもしなくても、羽のケバケバしたとげを飛ばすらしく、恐らく旦那は捕獲する際に、私は茶毒蛾が付いていた干したてのカーディガンを羽織った際にトゲが刺さったのではないかと。

 

もし茶毒蛾のトゲが刺さった際は、絶対に掻いてはいけない。

なぜなら、そのとげが折れて無数に広がり、さらにブツブツが増えていくからだという…………。

 

 

 

情報遅いわorz

 

 

こうなったら仕方がない。

茶毒蛾は小粒だが、ピリリと辛すぎる。

ムヒが効くようなタマでもないため、ガムテープを自らの肌にくっつけ目に見えない針をとり、ひたすら精神統一して、痒みを忘れるしかない。

あまりにもひどければ、皮膚科でステロイドをもらった方がいいらしいが、幸い成虫だったため一週間も我慢すれば治っていった。

いや……ヤブ蚊ですら、3日くらいで治まる中、とんでもない毒性だともいえる。

これが毛虫の状態だったらと思うと、ナウシカで使われていた腐海の虫を焼く火炎放射器をもってして、世界中の茶毒蛾を燃やしてもまだ憎しみが癒えなくなるところだった。

 

というわけで、もし「黄色~茶色の小さな蛾」を見つけたら全力で風上に逃げること、そして、不幸にも刺されてしまったら、決して掻かず触らず騒がず、ガムテープを付けて「ビリ」っととげを抜くように。

ガムテープに付着したのがムダ毛だけのように見えても……そこにはモスラすら泣いて退散するような、悪魔の毛が付着しているのだから……。