大人が本気で泥団子を作ってみた【大人の工作】
毎年夏と冬に謎の自由研究をする私。
今回は、「大人が本気で泥団子を作るとピッカピカになる」という話を聞き、それを試してみることにした。
だが、子供のころあんなに平気だったダンゴムシが触れなくなってしまったのと同じように、今、砂場の砂に指先を突っ込むことですらためらう私がいる。
「ばい菌」「のら猫のうんこ」「汚い」「暑い」
こうした知識と言う名の思考が私の手を止める。
しかたあるまい、これが大人になるということだ。
というわけで、シャチハタから出している「ピカピカ泥団子セット」を800円で購入。
シヤチハタ カラフルコロピカどろだんご制作キット TMN-SHCD1
- 出版社/メーカー: シャチハタ
- メディア: オフィス用品
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いまどきの子は、夏休みの自由研究が楽でいいねと言いながら、旦那と泥遊びをすることに……。
中身は芯用の土と磨きようの砂。それと、顔料入りの砂。さすが、シャチハタ、色に抜かりはない。
初めに芯用の土に水を入れ、こねこね。
因みにこの土、「きれいな土」といううたい文句で、安全に(安心に)泥団子作りができるという代物なのだが、土を触らなくなってン十年。
すでに、この時点で気持ち悪くて旦那にこねさせていたことは、ここだけの秘密にしておこう。
規定通りに水を入れても、クーラーの感想などで、中々まとまらないので、手に水をつけ、足しつつコネコネ。
とりあえずまとまったところで、三等分にし、いよいよ団子作りスタート。
ここまでくれば、土を触ったところで粘土と同じ触り心地なので気持ち悪くない。
落ちたものを食べなくなると言うことは、こういうことなのである。
さてさて、キレイにコネコネして、手のひらで丸めていくと、だんだんとすべすべになっていく。
だが、ここで、〇がいびつだと光がイマイチになるらしく、ここは徹底的にきれいな丸を作っていくことをお勧めする。
非常に楽しい。
ああ、子供の頃ってこんな「土を丸くしていく作業」ですら楽しかったんだな~なんて思うが、モンハンを知ってしまった今、もう私はあのころには戻れない。
さて、いい感じに丸くなった団子。今度はさらこなと書かれた、磨きようの粉をかけていく作業になる。
本当にさらさら
途中「サラ・コナー」と「さらこな」を掛け合わせた何かがTwitterから飛んできたが、気にしないことにする。
んで、磨くといっても、ここで磨いてしまうと水分が抜けきっておらず、割れる危険性が高い。
なので、粉をかけて払う……その作業を4~5回繰り返すだけ……という簡単なお仕事。
だが、下手に力は入れられないし、なによりかけたさらこなから水が抜けていくのを気長に待たなければいけないため、気の短い子供には不向きな夏休みの課題だということが判明。
そして、全体的に乾いたところで、色付けに入る。
染料を混ぜた土を、さらこなの時と同じようにふりかけ、まんべんなくくっつけていくだけ。
非常に簡単だが、色にムラがでたりと、ちょっと苦戦……。と思いきや、旦那の赤と青の球がきれいに染まっていっている。
そして、私の黄色い玉がターメリックの塊りにしか見えない。
そろそろ出たか、私の工作下手。
ここで、心を鎮めるのと、余分な水分を抜くためとで、30分のお休みタイム。
犬の散歩に行って帰って、再び作業再開。
ここからが「ピカピカ」の泥団子真骨頂。
ひたすら、ころがし、泥団子をピカピカにしていく作業である。
人によってはストッキングなどで磨いていくらしいが、これは下敷きなどのツルツルなところで転がせばいいとのこと。
ひたすら、ひたすら、ひたすら、転がしていく。
だんだんと磨きがかかっていくのがお分かりいただけるであろうか。
光り始める球
これが磨き2度目の青玉。
これが磨き3度目の赤玉。
テンション上げ過ぎて、力を入れて割れてしまっては元も子もないので、慎重に慎重に。
というか、これ、小学生にやらせるには少々危険なお仕事ではないだろうか……。
そうしてできた泥団子。
あんこ玉・地(球)玉・ターメリック玉の名を授け、ピカピカになりました。
不思議なことに、一番いびつな形をしていた私のターメリック玉は、色にムラがのこり、しかも細かな傷がついているという……。
ともあれ、割れることなくできたのでヨシとする。
作製時間は3時間(乾かさないといけない時間があるため)。手の力の入れ具合に調節が必要なので、小学校低学年には向いていないかと思うが、これに、「なぜ泥団子は磨くと光るのか」なんてレポートも添付したら、はなまる100点の自由研究になるのではないだろうか。
え? なんで磨くとピカピカになるのか?
そんなもの、Wikipediaに聞け。
というわけで、2015年夏の作成物はこれにて終了!!
本日の品目
ピカピカ泥団子キット
シヤチハタ カラフルコロピカどろだんご制作キット TMN-SHCD1
- 出版社/メーカー: シャチハタ
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