あっちこっち飛び猫

小説を書いたりゲームを作ったり、たぶんマルチクリエイター。お仕事も募集中。

あっちこっち飛び猫は移転しました。

陶芸体験してきたときの話

毎度恒例の大人秘密倶楽部でのお遊び会なのだが、大抵私か猫背先輩のやりたいことをやってみる会になっている。

私には死ぬまでにやりたい1000のこと的なものがあるので、1000回付き合わされるメンバーも大変かもしれないが、知ったことではない。 世の中、声がでかい者の意見が通るものである。

そんなわけで、別にゴースト/ニューヨークの幻 を見たわけでも何でもないが、あのクルクル回るろくろを体験したく、陶芸体験に行ってみることにした。

簡単ろくろ体験!電動ろくろ陶芸セット

簡単ろくろ体験!電動ろくろ陶芸セット

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今回お世話になる場所は千葉駅パルコのすぐわきにある、千葉陶芸工房さん

数年前にお世話になっているので、今も体験コースがあるかはわからないが、たぶんあると思うので、気になるかたは問い合わせてみて欲しい。

余談だが、そこの店長さんがめちゃくちゃ「ああ、陶芸家ですね」と言いたくなるほど、陶芸家チックかつイケメンなので、いった際にはそこの点も見てほしい。

 

さて、体験コースを予約した私。

ろくろ(電動)と手びねりのどちらかから選択とのこと。当然のことながら私はろくろを選択。

ろくろの台数などの問題で、人数に限りがあるため早い者勝ちになるため、仲間内で行く場合はやはり先手必勝を心がけよう。

私は手びねりなら修学旅行でコーヒーカップを作って、半年足らずで割れたのでもういい。

あのくるくる回転をさせつつ、しゅーーーーーっと伸ばすあれをやってみたいのだ。

いいよ、いいよ。後ろにイケメンの幽霊がいたっていいよ。いなきゃ妄想力で具現化してやるよ。作家の想像力なめんなよ。

 

イメージ画像

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出典:ゴースト・ニューヨークの幻(懐かしの映画館)

 

 

因みにお値段は現実に戻って3000円。

乾燥させて焼いた後に取りに行けない場合は別途送料がかかるのでご注意を。

 

 

そして当日、イケメンな店長に迎えられてろくろ班の私と猫背先輩、うどんこ坊やは3階へ。

手びねり班のツチノコ先生と旦那は2階へと分岐。

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台に限りがあるので、大人数の時は注意

 

 

 

 

イケメンの店長はろくろ班の担当となり、さらに私のモチベーションが上がっていく。

 

まずは目の前に用意された土の塊をよくこね、ろくろの台へ。

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意外に固い土

 

 

 

そしてろくろのスイッチを押すのだが、回転速度が想像していたものより早い!!

ぐるぐる回る土くれに手を当て、伸ばし始める店長。

 

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それを今度は上からゆっくりと力を入れて潰す。

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店長曰く「手ではなく、腕全体を使って土を練っていきます」とのこと。

もう十分練られているんじゃないのかと思っていたが、土の野郎は結構わがままらしい。

そんな土の野郎のご機嫌をとるために、何度か

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を繰り返す。

 

 

そして、ある程度土が「ああ、参ったよ。もう君のいうことは何でも聞くからさ」となったところで、形成開始。

「親指の付け根を当て形を整えて~」

なんて言っている間に、店長の器が完成。

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一同、絶句。

 

なんつうか、あれ。

ドラゴンボールとかで、スーパーサイヤ人同士が戦うと、動きが速すぎて一般人は音しか聞こえなかったりして、ぽっか~んってなるじゃん。

それ。

でも、人間というものは愚かなもので、目の前ですごいことが行われていると自分の中のリミットがわからなくなり「あ、これくらいならできるんじゃん?」なんて思えてくるものだ。

 

「OKOK、いける~」などと、狩野英孝のごとく軽い調子でろくろの前に座る私。 OKOK、いける~

 

 

そしてできたものがこれ。

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外さないよ。私は外さない。

いや、思っていた以上に土が固いくせに、下手に力を入れるとあっという間に変な方向に土が傾いていくという難しさはあったんだけどね。

いっそのこと心を無にして、私の後ろにイケメンがいると思ってやればよかったんだけどね。

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でも、私の妄想力をもってしてでも、すべての集中力を持っていかれる原因があったわけよ。

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猫背先輩の隣に座ったせいで!!

 

 

 

 

 

 

四台並ぶろくろで、一番端に座った私。その隣に猫背先輩が座ったのだが、その猫背先輩の方から「ピチャピチャピチャピチャ」と中高生の妄想掻き立てるいやらしい音と共に、土汁が飛んでくるわけですよ。

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恐らく、土にしっかりと手が触れていないせいだと思うのだが、こいつは女の手も握れないばかりか土ですら触れることができないとか、さすがとしか言いようがない。

「あ、あれ? あれ?」という猫背先輩の謎つぶやきと、ピチャピチャいう卑猥な音と、飛んでくる土汁に耐え、それでもどうにか作ったのがこちら。

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うん、初心者にしてはたぶん上々。意味の分からない邪魔も入ったことだし。

 

いくつか作った物の中から一番気に入ったものを選んで、それを乾燥し、焼いてもらうこととなる。

器の後ろにサインを掘っている間に、手びねりを終えた旦那とツチノコ先生も登場。

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確実にジャマしにきている

 

 

 

 

すっきり顔のツチノコ先生に比べ、旦那はしきりに首をかしげているので、おそらくまぁ上手くいかなかったのだろうが、そんなのいつものことなので放っておく。

 

そしてそして、なんだかんだで出来上がった器がこちら。

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形成した時に比べ、3~4割くらい小さくなってびっくりだったが、丈夫そうでなにより。あと、まっすぐ立つしね。

旦那が作った器はこちら。

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薄い部分と厚い部分があり、ちょっぴり使いにくいが色合いはGOOD。

陶芸は出来上がってからのお愉しみな部分があるので、そういうのもいいね。

 

 

余談だが、この陶芸体験中、たった一人で体験に来ていた男の子がいたのだが、

その男の子、どうやら友達以上恋人未満の女の子に、誕生日プレゼントとして「ふんどし」を頂戴したので、そのお礼に陶芸体験で作った器をあげようと参加していたらしい。

あまりに酔狂なキャラなため、0.3秒で目を付けた私は大人秘密倶楽部にスカウトした……というのが、実は今回のハイライトだったのかもしれない。