胃カメラを飲んだ話「麻酔あり」「麻酔なし」【健康トーク】
私は過去3回胃カメラを飲んだことがある。
それゆえに思う。
あの胃カメラを「飲む」という表現はいかがなものかと。
そんなわけで胃カメラ体験レポをしたいと思う。
胃カメラ麻酔ありの時の感想
ゴリラと呼ばれる私だが、繊細な心を持っているらしく、非常にストレスを溜めやすい。
ムカつくことがあると、すぐに胃にきてしまい、胃潰瘍の薬すら利かなくなってしまう。
そうなると「一応」という名の下に、胃カメラを飲むハメになるのだが、何が辛いって、あの麻酔が一番辛い。
1度、鎮静剤を打って、気絶している間にやってくれるところで試したこともあるのだが、そこでも喉の麻酔は起きている間にシュシュっと、それこそノドヌールスプレーをかけるかのごとく気楽にかけることになる。
それがアカン。
オエェェェッ!!
と、自分の唾液にえづき、カメラも飲んでいないのに息も絶え絶えになる。
「コイツはめんどくさい患者だ」と思われたのかは知らないが、看護婦さんが「あーはいはい、横になりましょうね~」とテキパキと私に鎮静剤を打ち、次に気がついた時には控え室で目を覚ましていた。
因みにこの時、夢の中で「は~い、お上手お上手、ゴックンお上手ですね~」と、子供をあやすかのような声を聞いた気がしたのだが、どうやらそれが医者の声であったことが後にわかり、ちょっと引いてしまった。
この時は、健康診断でポリープがあるとひっかかったために行ったのだが、どうやらこのポリープ「健康かつ30~40代の、ピロリ菌のいない、良い胃にできるポリープ」だったらしく、私の不安は杞憂に終わった。
胃カメラ麻酔無しの時の感想
そして、他2回は謎の胃痛により、行き着けの病院で検査をするハメになったのだが、その医師、腕は大変良いのだが口が悪い。
鎮静剤などない病院なので、喉の麻酔であっという間に息も絶え絶えになった私が「もう……ダメかもしれない」と弱音を吐いたところ、
「あぁん!? じゃあ、やめる!?」
と、頭ごなしに怒られた。
私はただ、もう少し優しく扱って欲しかっただけなのに……。
そんな心の涙も知ることなく、医師はさっさと私の鼻に胃カメラを差し込む。
そう、口からより胃からのほうが若干マシ……という言葉を信じ、鼻からを選んだのだが、言わせてもらえば
どちらも辛いわ。
そういえば、病院からもらった胃カメラの案内のチラシにもこんなに辛そうな患者が写っていたんだった。
めっさ辛そうである
きっと私もこのイラストの患者と同じ顔をしているんだろうな……と思いながら心を無にしていると、程なく検査終了。
喉を通ってしまえば後は楽なのだが、鼻からだとその後半日は鼻血が止まらなかったり、痛かったりするのが難点。
そして、幸か不幸か、私は毎度ヤバイできものなどは見当たらず、「胃潰瘍の痕」だけが見つかって終了となる。
思うに、毎回胃カメラの予約をした後、1ヶ月も待たされるからその間に治ってしまうのだろう。 つまりは、ヤバイと思っても、1ヶ月待てば治っているのではないだろうか……。