ヘナタトゥーを描いてみた話
中二病をこじらせた私は、タトゥーとか文様とか呪術的な何か等にえらく惹かれる。
惹かれるのは良いが、液晶の向こう側に行けない……というか、いったところで、モブキャラとなって、せいぜいジョーウィンドウを覗くヒロインの後ろを通り過ぎていく通行人くらいの扱いになりそうな自分としては、アレルギーやMRIが撮れないといったリスクを侵してまで一生残るタトゥーを入れようとは思えない。
そんなわけで、こんな小心者の中二病者の私でも安心して(?)肌に描く事のできるヘナタトゥーというものを試すことにしてみた。
ヘナでこまかーーーーーい文様を描いていく儀式(?)は、元々妊婦等の厄除けに使われたり、花嫁を悪魔(?)から守るために行われているという、まさに中二病者にはたまらん儀式。
だが、この辺でヘナタトゥーを入れてくれるお店も知らず、さらには絵描き仲間の、イラストレーターのツチノコ先生は現在北の国でおめでたになってしまい、むしろオマエが腹に絵を描けよという状態。
これはもう、自分でやるしかない。
で、用意したのがこのヘナチューブ↓
ヘナタトゥー用 ペースト (即発送) ヘナを扱って10年以上。専門店の良く染まるヘナはこちら。
- 出版社/メーカー: フェイクタトゥー専門店ソルタトゥー
- メディア: おもちゃ&ホビー
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アマゾンで1500円くらいで売っていたので、とりあえず購入。
世界って繋がってるね。
中には説明書などと一緒に、ほそーーーーーい口のヘナ絞りチューブが入っており、これからケーキを作る気分にさせられる。
ケーキ絞り口なんかよりももっともっと細い
だが、これから描くは甘いケーキ等ではなく、己を主張する、赤き紋様。
を、このゴリラ腕と名高い毛深い腕に描きます。
そこまで毛深くはないと思っていたが、産毛が残っていると、その部分のヘナが浮き描きに難い。
色のりにもムラがでそうだし。
だが、面倒なのでもうそのまま描いていく。
独特な臭いがする。
前回のヤギの臭いのする漆喰といい、ナチュラルなものはどうして鼻につく臭いなのだろうか……。
意外にチューブがしっかりしているからか、描きやすく、多少線は震えたものの、どうにか頭の悪そうなハスを描くことができた。
お釈迦様も乗るのを嫌がりそう……
なんとなく、釈迦如来的なモノをとイメージしたが、ご利益がないどころか、蜘蛛の糸すらたらしてくれなさそうなほど、頭の悪そうなハスだ。
しかし、これは色が付くと2~3週間は取れないらしいので、諦め悟りの境地に立ちこのまま3~4時間放置する。
この時、ラップで保湿してしっかり密着させたり、レモンをかけたりすると良いと小耳に挟んだりもしたが、やっぱり面倒なのでそのまま放置することにした。
余談だが、この放置時間は危険である。
気が付くとヘナが足についていたり、下手するといつの間にか顔についていたりするので、2~3週間消えないシミを作りたくない場合は、私のようにアバウトな選択はとらないほうがよいであろう。
そんなこんなで4時間後。
原稿に向かいつつ放置していたら、いつの間にかカピカピに乾いていましたよ。
ほくろが角質化したみたいだ
怪我した後に出来るかさぶたのようになったヘナをポロポロとはいでいくと…………。
薄っ!!
このヘナ、実は買ってから1年ほど放置していたものだったのだが、そのせいか発色が全く…………。
い、いや。ヘナは2~3日後が一番発色されるというし、このまま様子を見て――――。
消えてるよ
教訓
ヘナは新しいモノを使いましょう。
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