あっちこっち飛び猫

小説を書いたりゲームを作ったり、たぶんマルチクリエイター。お仕事も募集中。

あっちこっち飛び猫は移転しました。

【大人秘密倶楽部】あだ名について考察する

私は仲間内で

メスゴリラ

と呼ばれている。

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言い出したのは猫背先輩だ。

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彼がある時焼肉屋で「ちょっとそこの辛口ダレとってよ、メスゴリラ」と、さらりと。しごくさらりと言ったのが始まりだ。

あまりにさらりと言うもので、私も「あいよ」と辛口ダレを取ってやったが、よく考えたら酷い野郎だ。

いえ、メスゴリラという名称自体は攻殻機動隊の少佐をイメージさせるので、

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By Neverまとめ

 

私としては「少佐」「少佐」と呼ばれているような気がして、やぶさかではなかったのだが、ある日すごいごっつい卓球選手を見て「めっさゴリラやん」と言ったところ「ダメだよ千夜さん、ゴリラなんて言ったら失礼だよ!!」と、チームメイトにたしなめられてしまった。

 

つまり、私は結構失礼なあだ名をつけられているということか。

 

まぁ、あだ名なんて「山ちゃん」「グッサン」「カワチヨ。」等名前や苗字をもじったものでもない限り結構失礼なものが多いわけで、猫背先輩なんて、フルであだ名を言ったら

 

童貞猫背先輩

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だからね。

しかも、誰が言い出したのかも分からない、都市伝説みたいな発祥の仕方のあだ名だ。

もっとも、私も彼に高校のころ

 

「大人になったゲゲゲの鬼太郎

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という、あだ名というよりももはやいじめのような称号を与え、1年生と3年生という学年の開きがあるにもかかわらず、先輩の学年でその名が広まったという。

その仕返しか、呪詛返しか、彼が高校生の時につけたあだ名が「うんこ女子高生」である。

これ、人一人死んでもおかしくないくらいの酷いあだ名だろ。

その後、私が社会人になると「うんこOL

結婚したら「うんこ新妻

結婚を機にクリエイター業に勤しむようになったら「うんこクリエイター」呼ばわりですよ。

恐らく生きとし生けるものの9.5割が「うんこクリエイター」だろう。なに当たり前なあだ名をつけているのだ。

 

今では皆三十路も過ぎ、流石に人前でウンコウンコ言うのも憚られるようになったのか、「メスゴリラ」と「猫背先輩」で通ってはいるものの、これは互いの信頼と人間性の熟知がなっていなければ、殺し合いに発展してもおかしくはない。

あだ名というものは互いの距離を縮める、最も手軽で愉快な手法ではあるものの、諸刃の剣となりかねない神聖な技でもあるため、安易な用法はお勧めできない。

20年近い付き合いのある友人関係だから、ゴリラやうんこに悪意が込められていないことがわかっている。互いに「超えちゃいけないライン」も熟知している。

だが、中には超えちゃいけないラインが足の甲より低い人もいるので要注意だ。

 

と、あだ名について色々と考えたところで、そういえば以前ツチノコ先生が猫背先輩を新しい呼び名で呼んでいたことを思い出した。

その呼び名は。

 

DEATH PENIS」